道の駅「そうま」は相馬市の東南端に位置し、市の南北を縦貫する国道6号に接しています。
駐車台数67台、休憩施設、道路情報館、レストラン、体験実習館、地域の物産販売施設などの施設が整備され、地域連携の拠点として、また観光・情報発進・長距離ドライブの憩いの場としてみなさまに親しまれる道の駅を目指しています。
涼ヶ岡八幡神社
建武年間(1330年代)に陸奥守北畠顕家の武将結城宗広が、武運長久を祈りこの神社を建立。天文十二(1543)年、相馬市の所領となり鎮守として崇敬。元禄八(1695)年には相馬家二十一代昌胤により宮殿造営、境内整備がなされました。
全面に向拝屋根をおろした流造風の本殿。入母屋造で正面に千鳥破風を飾った拝殿を幣殿でつなぐ権現造の社殿は国の重要文化財に指定されました。
また、毎年秋の例大祭(9月第3金曜・翌日土曜)には、「いもずいも」お振舞いが行われます。
※「いもずいも」とは、芋(里芋)の吸物がなまった方言といわれ、野暮が治り、無病息災・長寿に良いとされる伝統料理です。米を主食とする以前に、芋食文化の時代があったとされており、神様にも奉納されていた名残が現在まで引継がれているのではないかと伝わっています。
野馬追通り銘醸館
江戸時代後期からの老舗であった蔵元旧松本銘醸跡地の明治・大正・昭和の三時代に建てられた蔵や住居を修繕・復元して、みなさまの「憩いと交流の場」として整備された施設です。常設展示は氷室蔵(酒造りをしていた頃の資料など)・明治蔵(相馬野馬追の甲冑など)・昭和蔵(昭和30~40年代の懐かしい品々など)の3ヶ所あり無料でご覧いただけます。その他一番蔵・二番蔵はギャラリーとして、展覧会や会議、またはミニコンサートとして、貸出をしております。また和室では、地元の食材を利用した季節感あふれる和食ランチを提供する『お食事処 食彩庵』を営業しており、営業時間外は会議室としてご利用いただけます。和室内の庭も丹精されており、大正時代から息づくサルスベリの木が、時代の移り変わりを見守ってきました。